こんばんは。今日はいよいよ東工大の受験記録です。
⑤東京工業大学 第1類(2/25 2/26)
受験前は、英語脳にして試験に臨むということを言っていましたが、結局、最後の2日間は数学をやっていました。
1日目:1数学 2英語
去年とは違って小さい教室での受験だったので、あまり緊張しませんでした。最初は苦手な数学から始まります。早稲田のときとは違って、もし数学で失敗しても絶対に最後まであきらめないということを自分に言い聞かせていました。
例年通り、180分で5題でした。ぱっと見た感じ、できそうな□2から始めました。xが0~πのときのみを考えればよいことに気づくのにだいぶ時間がかかりました。解答を見ると、0~π/2とπ/2〜πのときで場合分けして絶対値を外していました。今思えば当然のことですが、私はなぜか、tの値で場合分けしてしまいました。最大、最小は2パターン答えました。かなり初歩的なミスでした。積分値の計算はミスしてなかったと思います。
確か、次は□1をやりました。これはかなり易しい問題ですぐに完答しました。当日は、ここまでで2完したと思っていたので、だいぶ気が楽になりましたが、易化した可能性も考え、まだまだ油断できないと感じました。次は□5をやりました。理論の部分が難しかったのでしょうか。(3)まで以外にも詰まることなく解答できました。ここまでで、残り1時間くらいだったと思います。続いては□4に移りました。
(1)から難しく感じましたが、河合塾で散々鍛えたので、すぐに漸化式の利用を思いつきました。
ただ、やり方は簡単なのですが、計算がとても複雑でした。おそらく予備校の解答と一致していたと思います。(2)は条件付き確率?の出題でした。全くわからなかったので、すぐに□3に移りました。
□3は問題の意味を把握するのが難しいです。折り方によっては、はみでる部分がなく常にS=0になってしまいます。私は、何とかはみでる折り方が存在することに気づきましたが、常にはみ出た部分の図形は直角三角形だと思っていました。おそらくこの問題は0点だったと思います。
自己採点は60 35 0 25 45で165/300です。こんなにないかもしれませんが。
最悪120でも受かると思っていましたが、当日の感触は150でしたので、一安心した記憶があります。
次の試験は英語でした。Ⅰの文章が長すぎでかつ内容も結構難しかったのでかなり苦戦しました。
和訳、英訳は文章の内容がわからなくても書けますが、説明問題はそれだと書きようがありません。私は、内容はわからなかったものの、取り敢えず適当に埋めました。ここまでで、50分くらいを使っていたので相当焦りました。記号問題はひとまず飛ばしてⅡの文章に移りました。
こちらもⅠと同様で、和訳英訳は埋まるけど、説明問題がわからないという状況になりました。
こちらも最後まで読んでいないので、文章に合致するものを選ぶ問題はさっぱりわかりませんでした。確か、この時点で残り10分だったと思います。ⅠよりもⅡの方が簡単に感じたので、まずはⅡの残りを完成してから、Ⅰの残りをやりました。正直に言うと、記号問題は適当に選んだのもあります。
Ⅰの文章合致問題は全て適当に選びました。1つだけ当たりました。
自己採点は、Ⅰ:45/80 Ⅱ:40/70 計85/150 答え見るまでは、半分も言っていないと思い、相当落ち込んでいました。数学の手ごたえが期待以上だっただけに、ダメージは大きかったです。
しかし、自信のなかった記号問題が思った以上に合っていてびっくりです。
1日目の試験終了後は、すぐに宿泊先に戻りました。1日目は220~230/450の手ごたえだったので、2日目の試験の不安はかなり大きかったです。1日目の夜は食欲もなく、ただ最後の化学の確認作業だけをしていました。また試験のせいか、相当首や肩に疲労を感じ、頭がひどく痛くなったのを覚えています。そんなときマッサージ屋を見つけたので入りました。相当凝っていると言われ、30分首の付け根を中心にほぐしてもらったところ、頭痛も治り、軽いうつ状態も緩和したように感じました。このときは、合格したら、マッサージ屋さんのおかげだなと思っていました。
2日目:1物理 2化学
時間に余裕を持って自分の席に座りました。昨日とは比べ物にならないほどプレッシャーを感じておりました。試験開始20分前くらいから黙って着席していないといけないのですが、このときがかなり苦痛でした。お腹がすごく痛くなり、大変でした。事前に市販薬を飲んでいたのですが、どうにもならないくらい痛かったです。このときは「落ちても大丈夫、死ぬわけではない」と自分に言い聞かせていました。また慶應にも受かっていたので、そこまで気負わなくていいんだと思うと多少気持ちは楽になりました。試験が始まると、まずは出題分野を確認しました。□2が典型的な導体棒と磁場の問題で、斜めの設定とかも今年の慶應の問題と酷似していました。
確か、私は(b)か(c)で一旦つまずきました。答えが複雑になりすぎたのです。これが答えのわけがないと思い、もう一度問題を見ると、(a)で求めたEの値を代入しなければいけないことに気づきました。それを代入すると、かなりきれいな答えが出てきて安心しました。今年の2番はかなり易しい部類に入ると思います。ただ、最後のグラフ選択問題はややこしかったです。
次は□3の熱分野の問題(分子運動論絡み)をやりました。(a)でちょっと苦戦しました。おそらく本学受験生なら(d)までは難なく解答するレベルだったと思います。(e)はポアソンの式を知らないとできないのかと思いましたが、後ほど解答速報を見るとそのようなことはありませんでしたね。
(f)はよくあるやつです。予備校の授業でも1学期で、学びました。私は間違えましたが…。
(g),(h)は面倒くさそうだったので飛ばして□1に移りました。□1は力学で、浮力や単振動についての出題でした。(d)までは易しい問題で、(e)は仕事とエネルギーの関係から求めるはず?なのですが、私は速さの2乗が負になってしまったので、できませんでした。(f)(g)ですが、私は円柱がx上昇すると液面はx/2下降するのだと思っていたので、(g)の説明に矛盾していると気づきました。
出題ミスだと思い、訂正を待っていましたが最後までありませんでした。よって(f),(g)は×です。
(h),(i)はやってないです。自己採点は、25 40 30で、合計だと95/150
ちょっと甘めに採点しましたので、いろいろ減点があったとして85くらいになりそうです。
次は、最後の試験、化学でした。昼食休憩のときも腹痛に悩まされていました。市販薬は4時間以上は空けて服用する必要があったのですが、この時間中にちょうど朝飲んでから、4時間経ったので、また飲みました。効果はありました。化学は問題冊子の裏に注意書きが印刷されていて、それを読むと、どの番号の問題が例の選択式問題なのかがわかります。今年は、かなり多かったです。試験問題はⅠ,Ⅱ,Ⅲの3つのグループに分かれていて、それぞれ5問ずつあったのですが、どのグループにもその選択式の問題が3問ずつありました。今年は6割が選択式の問題で占められていたのです。試験が始まると、順番通りに解き始めました。1は正しいものを選ぶ選択式の問題で、答えが3つある気がしたのですが、結局6のみを選びました。2,7が答えのようですが、7はどこが正しいのでしょうか。2の問題は易しいです。完答でした。3は阪大opでもでたやつです。東工大の過去問でも以前出たことがあると化学の講師の方が言っていました。私は1のみを選びました。答えは1,4だそうです。4,5は結果のみを書かせる問題です。5は文字式での解答でしたね。
どちらも、東工大にしては易しい問題でしたので、できていました。6は1が正解だとは思いませんでした。Rb,Csが炎色反応を示すとは考えもつかなかったです。3のみを選びました。
7は比較的難しかったと思います。私は1,4を選びました。正解は2のみです。8は金属イオンの系統分離に関する問題でした。6は選べなかったです。4のみにしました。9,10は易しい求値問題でしたのでどちらもできました。11~15は有機分野からの出題でした。11は難なく完答。12は正答+誤答。
13は正答1つのみ。14は正解。15はあともうちょっとという感じでしたが、条件に矛盾する構造式しか思いつかず、仕方なくそれを書きました。正誤問題は1題8点、それ以外は13点だとして自己採点すると、Ⅰ:39 Ⅱ:36 Ⅲ:30で、合計だと105/150
東工大の正誤問題の配点についてはいろいろな説がありますが、予備校講師が言っていた配点を信用して、採点しました。
以上、各科目合わせると、440/750となってしまいましたが、今年の難易度を考えるとこんなに取れていない気がします。恐らく420くらいでしょう。最低でも、数学150 英語75 物理85 化学90なので、400は超えていたと思います。数弱だった私が、最後の最後で数学に救われるとは非常に感慨深いものです。今思うと、本番はいつも以上に頭がはたらいて集中できたと思います。現役のときに受けた東工大opぶりです。
当ブログについてですが、前にも書いたように得点開示を載せて終了させていただきます。
本当に1年間ありがとうございました。なお、何か入試情報などについてわかったことがあった場合は、新しいブログhttp://zyukensupport.blogspot.jpに更新しますので、どうぞよろしくお願いします。